こしきツアーズは海沿いの小さな民家を事務所として使用しており、この裏に石垣があります。この石垣、スタッフ以外見る人はいないのですがカノコユリが満開です。
事務所と石垣の間に花がいっぱい咲きました。風が当たらず、光は適度に当たり、湿度もある最高のカノコユリにとっての生育環境なのかもしれません。ただ道路からは見れないので誰も気付きませんが。
ユリ畑みたいです。カノコユリを漢字で書くと「鹿の子百合」。鹿の子(バンビちゃん)の模様のような斑点があるからその名がついたようです。ちなみにカノコユリの花びらは3枚。外側の3枚はガクが変化したものだそうです。幕末にはシーボルトなどの人々によってヨーロッパに持ち帰られて品種改良を加えられてカサブランカが生まれたようです。カノコユリ自体は四国あたりまで自生しており、中国にもあるようです。甑島はその中でも自生密度が高い為、島内どこででもこの時期見ることができるのです。誰も訪れないような断崖に咲いているカノコユリもきれいです。